木恭造さんの方言詩集「まるめろ」との出合い、それは数年前、
車を一時間ほど走らせて出かけて行った津軽三味線と津軽方言詩の唄と語りのライブコンサート。小さな薄暗い地下のライブハウスでした。
語りは意味の良く解らない言葉の多いものでしたが、なぜか懐かしく、
何か暖かく、津軽三味線の胸打つ響きに乗せて、青森の大地、土の
におい、風景・・・・、行ったことのない青森の大自然に、命の営みに、
日本の心、日本のふるさと、誰でもが感じ得るであろう日本を胸深く
味わいました。
それ以来、津軽三味線と共演したいという思いがふくらみました。
そして、その時の語り人、素朴であったかくほのぼのと感動を与えて
下さった保村雪山さんからいただきました木恭造さんの方言詩集
「まるめろ」の中の一行詩「指切(キンカホウ)」をいつも心の中におき、
時々は小島一郎さんの写真集「津軽」を開き眺めたりして・・・・・・・・。
1994年9月「指切(キンカホウ)」のメロディーは新しい命としてあふれ
出て描かれ、私の初めての作品として誕生致しました。念願の共演は
ライブで三味線を弾いておられました山本竹勇さんの即興演奏に重ね
られ、1994年11月に第62回・諸貫香恵子と仲間たちコンサートで
初演を致しました。津軽三味線とソプラノという異色の組み合わせでは
ありましたが、多くの方々からご高評をいただき、とても嬉しく喜んで
おります。
私のすべての思いにより描かれる音楽たちが、皆様の心に描かれる様々な思いの風景と重なり合って旅してくれることを節に願い、多くの友人、仲間たちに、豊かな大きな恵みに、深く感謝しつつ歌います♪
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